教授経歴
1984年より、東京大学医学部第三内科(当時、高久史麿教授)で糖尿病を専門とする内科医として研究を始めました。春日雅人博士(現、国立国際医療研究センター理事長)の指導のもと、インスリンなど増殖因子の蛋白質リン酸化によるシグナル伝達機構に関する研究を行いました。1990年から、より基礎的な生物学を指向し、米国コロラド大学医学部James L. Maller博士の研究室で、アフリカツメガエル卵の系を用いて、細胞周期主動エンジンであるcdc2/cyclinB複合体(maturation promoting factor)の活性制御に関する研究を行いました。1994年、群馬大学の旧・内分泌研究所の生体調節研究所への改組に伴い新設された分野で、糖尿病・肥満モデル・マウスの遺伝学と、膵β細胞の分子細胞生物学、インスリン分泌をはじめとする調節性分泌機構に関する研究を開始しました。
(左)泉 哲郎 教授 (右)群馬銘酒「群馬泉」。