研究室紹介

研究室紹介

教授経歴

 1984年より、東京大学医学部第三内科(当時、高久史麿教授)で糖尿病を専門とする内科医として研究を始めました。春日雅人博士(現、国立国際医療研究センター理事長)の指導のもと、インスリンなど増殖因子の蛋白質リン酸化によるシグナル伝達機構に関する研究を行いました。1990年から、より基礎的な生物学を指向し、米国コロラド大学医学部James L. Maller博士の研究室で、アフリカツメガエル卵の系を用いて、細胞周期主動エンジンであるcdc2/cyclinB複合体(maturation promoting factor)の活性制御に関する研究を行いました。1994年、群馬大学の旧・内分泌研究所の生体調節研究所への改組に伴い新設された分野で、糖尿病・肥満モデル・マウスの遺伝学と、膵β細胞の分子細胞生物学、インスリン分泌をはじめとする調節性分泌機構に関する研究を開始しました。


(左)泉 哲郎 教授 (右)群馬銘酒「群馬泉」。

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研究室の成り立ち

 遺伝子応用分野は、1994年、旧内分泌研究所が生体調節研究所に改組されて誕生しました。当初は、遺伝子発現分野の竹内利行教授(当時)のもと、研究スペース、機器を共有して使用させていただきましたが、2000年6月より独立分野となりました。2003年8月、研究所が増築され、私たちは独自のスペース(新棟A棟4階)を持つことができ、すべての設備が新しくなり、きわめて爽快な環境になりました。さらに2004年12月研究所の改組時、遺伝学と生化学を標榜する分野として、遺伝生化学分野と名称を変更しました。


 (左)旧生体調節研究室北側のバラック棟「別名サティアン」(写真手前の建物)が私たちの研究室でした。(中)2003年8月にその跡地に新棟が完成し、約半数のラボが入居、4階に私たちの研究室があります。(右)他の半数のラボが入る旧棟は改築され、2003年12月に完成しました。

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